全国的にクマの出没と人身被害が過去最悪ペースで増加し、今年度の死亡者数は12人、負傷者は100人を超える深刻な状況です。住宅地や学校、スーパーマーケットへの侵入事例も相次ぎ、「アーバンベア」の脅威が高まっています。被害急増の背景には、クマの主食であるブナの実の凶作、温暖化、人里の過疎化、そしてハンターの高齢化と減少が指摘されています。政府は「クマ被害対策等に関する関係閣僚会議」を設置し、ハンター募集や雇用予算の確保、警察によるライフル銃使用の検討、鳥獣保護管理法の改正などの対策を強化。秋田県からの要請で自衛隊の後方支援も調整中ですが、自衛隊の本来任務は国防であるため、無制限な対応は難しいとの見解も示されています。かつてはクマ保護の声も大きかったものの、現状の深刻さから「早期駆除」を求める声が高まっています。