2025年度におけるクマによる犠牲者数が、10月15日時点で過去最多の7人に達したことが報じられました。特に、岩手県北上市で8日に発見された男性の遺体がクマによる被害と断定されたことが、この記録更新の決定打となりました。被害は北海道や東北地方を中心に広範囲で発生しており、今年度4月から9月までの人身被害件数も99件(108人)と過去最悪のペースで推移しています。背景には、冬眠前のクマが活発に餌を探す時期であること、そして東北地方を中心にブナの実の大凶作が予測され、山での餌不足によりクマが人里に下りてくる可能性が高まっていることが挙げられます。北上市内でも、ごみ集積所が荒らされたり、市街地でのクマの目撃情報が相次ぐなど、地域住民の警戒が高まっています。