能登半島地震で甚大な被害を受けた石川県輪島市輪島崎町で、400年以上続く伝統神事「面様年頭(めんさまねんとう)」が1月14日に執り行われました。この神事は、ユネスコ無形文化遺産にも登録されており、男面と女面をつけた小中学生が夫婦神「面様」に扮し、家々を回ってサカキの枝で玄関戸を叩き、厄をはらいます。能登半島地震の影響で、一昨年は中止、昨年は通りを練るだけでしたが、今年は3年ぶりに家々を訪ねる形が復活しました。公費解体が進む町内を面様が巡り、住民は今年一年の無病息災や大漁、海上安全を願って温かく迎え入れました。地震前は100軒以上を回っていましたが、仮設住宅での生活を余儀なくされている人も多く、今年は20数軒の訪問にとどまりましたが、伝統の灯を消さない地域の強い思いと、復興への願いが込められた心温まる出来事となりました。