埼玉県立小児医療センターで、白血病の治療を受けていた患者3人が抗がん剤注入後に重篤な症状を発症し、うち10代の男性患者1人が死亡、10歳未満と10代の男性患者2人に重度の後遺症が残ったという医療事故が発表されました。病院の発表によると、3人の患者の体内からは本来使われるはずのない別の薬液が検出されており、これが神経症状の原因である可能性が高いとされています。死亡した10代の患者は昨年10月の注射後、今年2月に亡くなりました。後遺症が残った2人も昨年1月と3月の注射後に異変が生じ、現在も人工呼吸器を装着して治療を受けています。病院は昨年11月以降、すべての抗がん剤髄腔内注射を中止し、調査対策委員会を設置して原因究明にあたってきました。調査では治療工程に問題は認められなかったものの、薬液の検出を受けて、事件と事故の両面の可能性があるとして、3月10日付で埼玉県警に届け出ました。病院は遺族・家族に謝罪し、再発防止策を徹底すると表明しています。