山形県小国町で、地元ブランド「やまがた地鶏」のひなや親鶏がクマに襲われ、計約180羽が死んだという深刻な被害が発生しました。設置された暗視カメラには、体長約1.5メートルのクマが金網を破って鶏小屋に侵入し、わずか17分間で34羽を襲う凶暴な姿が生々しく記録されていました。被害に遭った農家は、近年クマの目撃情報が異常に増え、これまで行っていた山の恵みを採る活動も怖くて行けなくなったと語っています。この状況を受け、山形県猟友会は、市街地でも猟銃が使える「緊急銃猟」の運用開始に際し、態勢整備と猟友会員の不安解消を知事に要望しました。また、秋田県大館市でも民家の敷地内でニワトリがクマに食べられる被害が報告されており、クマによる家畜への被害だけでなく、人里への出没が全国的に深刻な社会問題となっていることが浮き彫りになっています。秋から冬にかけてクマの活動が活発化する時期と重なり、各地で警戒が強まっています。