#田沼意次大河ドラマで再注目!田沼意次、光と影の真実
現在放送中の大河ドラマ「べらぼう」で、田沼意次の老中辞職が描かれ、その歴史的背景に注目が集まっています。田沼意次は、9代将軍徳川家重や10代将軍家治に「正直者」と評され、下級の者にも親しく接するなど異例の出世を遂げました。しかし、彼の政治期は天明の大飢饉や浅間山噴火、利根川氾濫による大洪水など度重なる天災に見舞われ、農業に甚大な被害を与え、推進していた印旛沼干拓計画も打撃を受けました。さらに、全国御用金令への強い反発が人々の不満を増幅させます。同時期に頼りの将軍家治が病に倒れ、意次推薦の医師の不手際も重なり病死したことで、彼は大奥からも見放されます。政治責任を問われ老中を辞職すると、これまで田沼派として取り立てられていた者や姻戚関係にあった大名・旗本が次々と縁を切る「手のひら返し」に及びました。養子縁組の解消や、死別した妻との「離縁」までアピールする徹底ぶりで、約50もの家が関係を絶ったとされます。天災、将軍の死、政策の失敗、そして人々の裏切りが重なり、不運にもその生涯を終えることとなりました。
話題の理由
現在放送中の大河ドラマ「べらぼう」で、渡辺謙さん演じる田沼意次が主要な人物として描かれていることが大きな理由です。これまで悪役のイメージが強かった田沼意次の、意外な人柄や先進的な政策、そして不運な失脚という波乱万丈の人生が視聴者の興味を惹きつけています。現代にも通じる天災への対応や権力者の浮き沈み、人間関係の複雑さといった普遍的なテーマが共感を呼んでいます。