回転寿司チェーンの元気寿司は、30年前に120店舗を超える大繁盛を誇りながらも、デフレ下の価格競争への対応の遅れや“回転ずしのファミレス化”に乗り遅れた結果、一時全国に8店舗まで激減しました。しかし近年、その業績がV字回復し、2023年・2024年には過去最高の増収増益を記録。約15年ぶりに元気寿司ブランドの新店舗を出すなど、静かな復活を遂げています。この復活を牽引したのは、業界に先駆けてオールオーダー制を導入した「魚べい」ブランドです。コロナ禍での衛生意識の高まりや「寿司ペロ騒動」を経て、多くの回転寿司チェーンがオーダー制に移行する中、「魚べい」の先見性が評価されました。客単価が2000円以内に収まるコスパの良さも消費者の支持を集め、時代の変化に対応した企業戦略の成功事例として注目されています。