秋田県で深刻化するクマ被害に対し、陸上自衛隊第9師団が異例の支援活動を開始しました。特に被害が集中する鹿角市などにおいて、重さ200キロを超える捕獲用箱わなの運搬、猟友会員らの輸送、駆除後のクマの運搬・埋設、ドローンを用いた情報収集などを担います。これは自衛隊法100条の「土木工事等の受託」を根拠とする民生支援であり、武器を用いたクマの駆除は行いません。活動期間は11月末まで。隊員は、金属プレート入り防弾チョッキ、クマ撃退用スプレー、木銃、防護盾などを装備し、安全に配慮しながら任務にあたっています。秋田県知事も「極めて例外的」と述べ、2025年度の人身被害が死者4人、重軽傷者56人と過去最悪レベルに達していることが、今回の派遣の背景にあります。