柔道グランドスラム東京大会の男子66キロ級で、五輪2連覇の阿部一二三選手が決勝進出を果たしました。特に注目されたのは準決勝で、今年6月の世界選手権王者である同門の武岡毅選手との初対決です。両者一歩も引かない激しい攻防が続き、ゴールデンスコア方式の延長戦に突入。試合開始から実に12分37秒にも及ぶ歴史的死闘の末、阿部選手が技ありを奪い勝利を決めました。
阿部選手は今年6月の世界選手権で国際大会6年ぶりの黒星を喫し3位となりましたが、「負けた時こそ初心に戻れた」「ロス五輪で3連覇するために新しい気持ちでまた再出発」と語り、この敗戦を糧に半年間立て直しを図ってきました。大会前には「自分の柔道に隙がなくなった」と進化を誓っており、その言葉通り、難敵との激戦を制して進化を示しました。この勝利は、2028年ロサンゼルス五輪での3連覇に向けて大きな弾みとなります。