2010年代後半に巻き起こった高級食パンブームは、食パンが1本1000円弱という高価格帯ながら、プチ贅沢や手土産として瞬く間に浸透し、最盛期には全国で1000店舗以上が林立しました。その牽引役の一つであった「銀座に志かわ」も、2018年から2021年頃にかけて連日600本が完売するほどの盛況ぶりを見せ、売上・店舗数ともに右肩上がりでした。しかし、ブームは一過性のものに終わり、多くの専門店が大量閉店の憂き目にあっています。現在、「銀座に志かわ」の店舗数は最盛期の140店舗から約3分の1の50店舗まで減少。かつての勢いは失われたものの、今後は海外展開やイートイン併設型店舗への業態転換を図ることで、新たな活路を見出そうとしています。これは、高級食パン市場全体の栄枯盛衰を象徴する動きとして注目されています。