大手通販企業アスクルが10月19日にランサムウェア感染によるシステム障害を発表し、法人向け「ASKUL」や個人向け「LOHACO」の受注・出荷業務が停止しました。この影響は広範囲に及び、アスクルの物流子会社に配送を委託していたネスレ日本、良品計画(無印良品)、ロフトといった大手企業のECサイトも次々と受注・出荷停止に追い込まれています。無印良品では「無印良品週間」がECサイトでは中止となるなど、消費生活にも影響が出ています。アスクルは既に注文済みの商品のキャンセル処理を開始し、親会社のLINEヤフーなどからエンジニア30人の協力を得て、システムの全容解明と復旧を急いでいます。この事態は、ITによる効率化が進む現代において、サイバー攻撃がサプライチェーン全体に及ぼす甚大なリスクと、企業が複数のサービスを併用するリスク分散の重要性を浮き彫りにしています。医療品など代替が困難な分野では、事業継続への懸念も指摘されています。