#キオクシアキオクシア、約4400億円社債発行で財務改善へ
半導体メモリー大手のキオクシアホールディングスは、最大30億ドル(約4400億円)規模のドル建て社債を発行すると発表しました。この資金は主に、日本政策投資銀行(DBJ)が保有する優先株の全てを買い取るために充てられます。優先株は通常の株式よりも高額な配当金支払いを伴うため、これを解消することで年間約238億円(2025年3月期予想)にも上る配当負担を軽減し、財務体質を改善する狙いがあります。同時に、三井住友銀行などからの既存の約4395億円の融資も無担保で借り換え、返済期限を2027年6月から2029年7月末まで延長する方針です。同社の信用格付けはS&Pとフィッチで投資不適格級(BB+)とされており、国内での資金調達が難しい中、市場規模が大きく多様な投資家がいる海外市場での発行を選択しました。これにより、財務基盤を強化し、企業価値を高めることで、主要株主である米ベインキャピタルや東芝による株式売却の機会を創出することも視野に入れています。
話題の理由
このニュースが話題になっているのは、キオクシアが半導体業界の主要プレイヤーであり、その財務戦略が市場全体に影響を与える可能性があるためです。特に、高コストの優先株を買い取り、同時に融資条件を改善するという大胆な財務リストラは、同社の経営改善への強い意志を示すものです。また、投資適格級に満たない企業が海外市場で大規模な資金調達を行うことは、資金調達の多様化と海外市場の重要性を示す事例であり、経済ニュースとして注目されています。