パナソニックホールディングスは、社会人野球の名門「パナソニック野球部」を2026年シーズンをもって休部すると発表しました。これは、グループの構造改革の一環であり、近年、都市対抗野球や社会人野球日本選手権の本大会出場を逃すなど、競技成績が振るわなかったことも休部の理由に挙げています。1950年に軟式野球部として創部され、1952年に硬式に転向して以来、70年以上の長きにわたり活動。都市対抗野球大会には計57回出場し1度の準優勝、社会人野球日本選手権には歴代最多となる43回出場し、2度の優勝を果たす輝かしい歴史を築いてきました。「世界の盗塁王」として知られる福本豊氏をはじめ、山口高志氏、建山義紀氏など、多くのプロ野球選手を輩出してきたことでも知られています。チームは2026年の社会人野球日本選手権を最後の大会とし、その歴史に幕を閉じる予定で、多くの野球ファンやOB、地域住民から惜しむ声が上がっています。最終シーズンは感謝を込めて活動するとしています。