北朝鮮による日本人拉致問題の象徴的存在である横田めぐみさんを巡り、北朝鮮の偽装工作の具体像や、母・早紀江さんの現在の心境が報じられ、改めて関心が高まっています。2002年に北朝鮮はめぐみさんを含む8名の死亡を主張しましたが、2004年の日朝実務者協議で引き渡された「遺骨」は偽物と判明しました。元国家安全保障局長・北村滋氏の証言や、拉致被害者・蓮池薫氏の考察により、「死亡確認書」の筆跡の類似性や、めぐみさんの入院場所に関する不自然な情報修正など、北朝鮮の杜撰な偽装工作の詳細が明らかになっています。一方、めぐみさんの母・早紀江さんは、拉致が起きた新潟への複雑な思いを語りながらも、来年90歳になる自身の年齢に触れつつ「気持ちの上では若く頑張りたい」と、救出への強い願いを訴え続けています。拉致問題は未解決のまま、被害者家族の高齢化が進む中、問題解決への国民的関心は依然として高い状態です。