徳島の夏の風物詩「阿波おどり」が各地で開幕し、熱気に包まれています。鳴門市では8月9日に開幕し、11日までの3日間で約9万人の人出を見込み、4つの演舞場で迫力ある踊りを披露。飛び入り参加の「にわか連」も賑わいを見せました。一方、徳島市では8月11日に開幕し、15日まで開催されます。初日は屋内会場で約600~640人の有名連が卓越した舞を披露し、12日からは屋外演舞場での演舞も始まりました。徳島阿波おどり空港では、開幕前に有名連が旅行客を踊りでお出迎えする粋な計らいもありました。
今年は、人気アニメ「鬼滅の刃」とのコラボ企画として、キャラクターの着ぐるみが踊りに参加する「鬼滅連」が登場。また、企業による命名権取得が過去最多の7社になるなど、新たな試みも多数導入されています。主催団体は祭りの総称を「THE AWAODORI」に変更し、世界への発信を強化。一糸乱れぬ集団美や熟練の技が光る男踊り、優雅な女踊りが観客を魅了し、会場からは大きな拍手が送られています。