アフリカの島国マダガスカルで、9月下旬から続く反政府デモを背景に、クーデターの試みが進行していると報じられています。若者主導の抗議運動は、停電や断水への不満から始まり、現ラジョエリナ大統領の統治にとって深刻な脅威となっています。特に、2009年に大統領を支援した軍精鋭部隊の一部がデモ参加者を支持し、兵士に命令に従わないよう呼びかけたことで事態は緊迫化しました。大統領府は「違法な権力掌握の試み」を非難しましたが、大統領自身の所在が不明となり、その後、欧米メディアによって出国が報じられました。出国にはフランス軍が支援したとの情報もあります。野党指導者は大統領の弾劾手続きに着手する考えを示しており、デモと治安部隊の衝突により、これまでに少なくとも22人が死亡、100人以上が負傷しています。