俳優・渡辺謙さんが、大手芸能事務所ケイダッシュの川村龍夫会長の訃報と、NHK大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」での活躍の二つの側面で注目を集めています。
7月30日に84歳で逝去した川村会長は、渡辺謙さんが多額の借金を抱え、白血病で闘病中にあった2001年に、億単位の借金を全て整理し、事務所へ迎え入れたことで知られます。また、「ラストサムライ」や「バットマン」といったハリウッド作品への出演を強く後押しし、世界的俳優への道を拓いた恩人でした。渡辺さんは会長に深い恩義を感じ、独立後も親交を深めていたと報じられています。
一方、大河ドラマ「べらぼう」では、渡辺謙さんが田沼意次役を熱演中。失脚後も民を思い、裏で政治を動かす複雑な役どころを演じ、視聴者から高い評価を得ています。作中では、松平定信(井上祐貴)や一橋治済(生田斗真)との権力闘争、利根川決壊による民衆の不満と「打ちこわし」が描かれ、渡辺さん演じる田沼意次の存在感が際立っています。恩師の逝去と歴史上の重要人物の熱演という、異なる角度から渡辺謙という俳優の存在が改めてクローズアップされています。