日航ジャンボ機墜落事故から40年を前に、群馬県上野村で鎮魂の灯籠流しが行われました。1985年8月12日に発生したこの事故は、単独機事故としては世界最悪の520人が犠牲となり、国民の記憶に深く刻まれています。遺族や地元住民が多数参加し、「空の安全を願う」など亡き人への思いを込めた約200個の灯籠が川に流されました。俳優の黒木瞳さんは、同期の宝塚歌劇団員を悼むため初めて灯籠流しに参加し、涙ながらに「遅くなってごめんね」と語りました。また、会場では坂本九さんの代表曲「上を向いて歩こう」が演奏され、犠牲者を追悼しました。
事故を間一髪で回避した著名人(東ちづるさん、島本喜照さん)の証言も報じられ、当時の緊迫した状況が改めて浮き彫りになっています。墜落現場である「御巣鷹の尾根」では、長年、山を守り続けてきた管理人の存在や、高齢化する遺族が次世代へ事故の記憶と教訓を伝えることの重要性が語られています。この悲劇を風化させず、安全への意識を継承するための活動が活発化しており、社会的な関心が高まっています。