#アサドアサド政権崩壊の真実:最後の首相が語る独裁の闇
昨年12月に半世紀以上続いたシリアのアサド独裁政権が崩壊しました。最後の首相を務めたムハンマド・ジャラリ氏が毎日新聞の単独インタビューに応じ、政権崩壊前後の緊迫した状況を赤裸々に証言。反体制派が首都に迫る中、アサド前大統領が政権崩壊の可能性を認識していなかったことに「驚いた」と振り返り、ロシアに亡命したことについても「大きな権力を持っていたが、責任を果たさなかった」と非難しました。ジャラリ氏はアサド氏を「半分神のような存在」と形容し、わずか3カ月の首相在任中、大統領に直接会ったのは3回のみで、恐怖政治下での「異常な」統治の実態を明かしています。最終的に、ジャラリ氏は独断で平和的な権力移行を促す声明を出し、暫定政権への移行に貢献しました。しかし、政権崩壊後も、国内ではインフラの破壊や経済の低迷が続き、帰国を熱望する難民が厳しい現実を目の当たりにしている現状も報じられています。
話題の理由
シリアのアサド政権は半世紀以上続いた独裁体制であり、その劇的な崩壊は国際社会で大きな注目を集めました。今回、政権の「最後の首相」という内部の人間が証言したことで、アサド大統領の驚くべき認識の甘さや、恐怖政治の実態、そして混乱の中での平和的な権力移行の舞台裏が具体的に明らかになり、多くの人々の関心を引きつけました。国際政治の重要な歴史的転換点における内部証言は、その後のシリア情勢を理解する上でも非常に貴重な情報となるからです。