ソウルの中心部に位置し、「月の町」を意味する「タルトンネ」は、韓国の深刻な格差社会の象徴とされる最大のスラムです。人口上位1%が富の4分の1を占めるという経済格差の中で、公共の電気・ガス・水道が十分に行き届かない厳しい生活環境にあり、住民自身も「韓国の恥部」と表現する場所でした。
2026年1月16日には、このタルトンネで大規模な火災が発生し、わずか半日で広範囲が焼け野原となりました。火災の原因は依然として不明であり、住民の中には、再開発に伴う立ち退きを巡る圧力との関連を疑う声も上がっています。この問題は、NHKスペシャルで「臨界世界 月の町タルトンネ ソウル最後のスラム」として取り上げられ、その実態と背景に深い関心が寄せられています。