#モディ首相日印「特別戦略的パートナーシップ」深化へ
インドのモディ首相が来日し、石破総理大臣との間で日印首脳会談が行われました。両首脳は、2014年に合意した「特別戦略的グローバル・パートナーシップ」をさらに高めることで一致。会談では、経済安全保障、防衛協力、経済・投資、人的交流が主要な議題となりました。特に経済安全保障では、半導体、重要鉱物、AI、医薬品分野での「経済安全保障イニシアチブ」創設で合意。経済面では、今後10年間でインドへ10兆円の民間投資を行う新たな目標を打ち出し、日本の新幹線技術を導入する高速鉄道計画も確認されました。人的交流については、今後5年間で双方向50万人以上(うちインドから日本へ5万人)の交流を目指すことで一致しました。モディ首相は経済フォーラムで、日本の技術とインドの人材を組み合わせることで、さらなる経済成長を期待すると述べました。一方、インドの「全方位外交」や自国優先の姿勢に対し、日本側には慎重な対応を求める声も聞かれます。また、人材交流拡大方針について、林官房長官は「移民政策ではない」と説明しました。
話題の理由
モディ首相の来日と日印首脳会談が話題になった理由は、世界最多の人口を抱え急成長を続けるインドが、国際社会において存在感を増しているからです。経済安全保障の強化やサプライチェーンの多様化は、地政学的リスクが高まる中で日本にとって極めて重要な課題であり、インドとの連携は不可欠な戦略となっています。日本の高度な技術とインドの巨大な市場や豊富な人材が結びつくことで、両国の経済成長に大きな期待が寄せられています。また、インドの「全方位外交」が、今後の国際情勢にどのような影響を与えるか注目されています。