テスラは2023年11月13日、家庭用蓄電池「Powerwall 2」の一部ユニットに対し、発火の恐れがあるとしてリコールを発表しました。このリコールは、外部メーカーが製造したバッテリーセルの欠陥が原因で、過熱、発煙、発火を引き起こす可能性があるためです。リコール対象となるのは、2020年11月から2022年12月までに販売された約1万500個(主にアメリカ)で、テスラは既に遠隔操作で対象ユニットの稼働を停止し、安全確保を進めています。報告によると、これまでに22件の過熱、6件の発煙、5件の軽微な物的損害が報告されていますが、負傷者は確認されていません。テスラは、対象ユーザーにアプリやメールで連絡し、無償交換を実施する予定です。なお、後継モデルのPowerwall 3にはこの問題の影響はありません。