「香淳皇后実録」が17年の編纂期間を経て宮内庁から公開されました。この実録は、明治から平成まで四つの時代を歩み、昭和天皇を支え、国民と共に激動の時代を生きた香淳皇后の生涯を詳細に記録しています。公開された情報には、結婚前の「お妃教育」の詳細、子を思う母としての顔、対米開戦という最高機密を知っていた可能性、そして先の大戦中に単独で約240回も軍人と面会し激励・慰労を行っていた新事実などが含まれています。新憲法下で天皇が国民統合の象徴となる中で、皇后が新たな像を模索した姿も克明に描かれており、当時の皇室の役割や人となりへの理解を深める重要な歴史資料として注目されています。