ソニーフィナンシャルグループは、2026年3月期の連結純利益が前期比29.6%減の554億円だったと発表しました。さらに、国際会計基準へ移行する2027年3月期には、連結最終損益が160億円の赤字に転落する見通しです。この赤字転落の主な要因は、日本国債の金利上昇に伴う、主力である生命保険事業の運用資産の含み損拡大にあります。2026年3月末時点での含み損は3兆2464億円に達し、1年前から45%も増加しました。
また、同グループ傘下のソニー生命保険で発生した金銭不祥事についても、最高財務責任者(CFO)が会見で「心よりおわび申し上げる」と謝罪しました。業績への影響は未定とされています。厳しい状況の中でも、同社は4.2円の増配を発表しています。大手金融グループが直面する金利変動リスクと内部統制の問題が浮き彫りになる決算発表となりました。