#プロパガンダ参政党候補と「プロパガンダ」ロシアメディアの波紋
参政党の新人・さや氏が、ロシアの政府系メディア「スプートニク」のインタビューに出演したことが波紋を呼んでいます。このメディアは、EU(欧州連合)が2022年のロシアによるウクライナ侵攻直後、虚偽情報を利用したプロパガンダを防止する目的で、域内での配信を全面的に禁止する措置を取った「完全にアウトとされる存在」と専門家は指摘しています。
参政党の神谷宗幣代表は、党本部の許可なく職員が独断で許可を出したとして、当該職員に厳しい処分を下したと説明しました。しかし、X(旧Twitter)などでは「政治を志す者であればスプートニクがプロパガンダメディアだと分かるべき」といった批判が相次ぎ、神谷氏がロシアとの関係性を否定した後も問題視する声は根強い状況です。
明治大学サイバーセキュリティ研究所の齋藤孝道教授は、スプートニクがプーチン大統領らが率いる「越境型国営メディア」であり、一般メディアのように見せかけつつ、自らの「プロパガンダ」や「ナラティブ」を織り交ぜて発信する手法を使っていると解説しています。日本の政治家が出演することで、彼らの主張を補強し、メディア自体の信憑性を高める可能性があると警告しています。
また、参院選の終盤では、海外からのSNSを通じた偽・誤情報の拡散懸念も広がっており、複数のSNSアカウントが凍結される事例も報告され、情報戦の側面からも注目を集めています。
話題の理由
参政党の候補者がロシア政府系のメディアに出演したことが直接の引き金です。このメディアがEUでプロパガンダとして規制されている「問題のある存在」であることが明らかになったため、大きな波紋を呼びました。昨今の国際情勢や情報戦への関心が高まる中で、「プロパガンダ」という概念自体に注目が集まっています。言論の自由と情報操作のリスクという社会的に重要なテーマであるため、広範な議論を呼んでいるのです。