約1300年ぶりに地球に最接近する「レモン彗星」が話題となっています。この彗星は2025年1月に米国レモン山天文台で発見され、10月21日頃に地球に約9000万キロまで接近。その後11月8日には太陽に最接近します。最も明るく輝くと予想されるのは10月下旬から11月上旬で、特に10月25日ごろまでが観測の好機とされています。日の入り後1時間ほどの西の低い空に現れ、肉眼での観測は難しいものの、空の暗い場所で双眼鏡を使えばはっきりと見つけられる可能性があります。次回地球に接近するのは約1100年後と予測されており、「一生に一度」の貴重な天体ショーとして注目を集めています。淡い尾を引く姿は、月明かりの中でも確認できたとの報告もあります。