#高額療養費高額療養費制度見直し案、70歳以上負担増か
厚生労働省が、医療費の自己負担額を一定に抑える「高額療養費制度」の見直し案を提示しました。この見直し案の主な内容は、70歳以上の外来受診にかかる「外来特例」の上限額を引き上げる方針であること、そして、支払い能力に応じた負担を徹底するため所得区分を細分化し、高所得者層の自己負担上限額を増やす設定にすることです。一方で、がんなどの長期治療を要する患者に適用される、直近12カ月で3回以上制度を利用した場合に4回目以降の負担額を軽減する「多数回該当」については、現行水準を維持するとしています。この見直しは、昨年末に提示された政府案が患者団体からの強い反発を受け全面凍結された経緯があり、今回は患者団体も参加する専門委員会で慎重に議論が進められています。国民の生活に直接関わる社会保障制度のため、今後の動向に高い関心が寄せられています。
話題の理由
この検索ワードが話題になっているのは、高額療養費制度の見直し案が、多くの国民、特に70歳以上の高齢者や長期治療が必要な患者の生活に直接影響を与える社会保障制度だからです。医療費の自己負担額が増える可能性があり、経済的な不安や治療継続への懸念が広がるため、国民一人ひとりが自身の将来の医療費に関心を持っているからです。また、一度全面凍結された案が再度提示された経緯も、注目度を高める要因となっています。