#コインチェック音楽業界初のIEO「ファンプラ」に注目!
暗号資産取引所コインチェックが実施した、音楽業界初のIEO(Initial Exchange Offering)「ファンプラ(FPL)」が大きな注目を集めています。10月21日から11月4日までの申込期間で、申込総額は90億5890万円、申込倍率は9.06倍に達しました。申込口座数2万8523口座に対し販売口数10万口だったため、申込者全員に最低1口(1万円分)が確定で割り当てられ、残りは抽選となりました。
FPLは、ブロックチェーン関連サービスを手がけるFanplaとファンクラブ運営大手のFanplusが協業し、アーティストとファンが共創するWeb3経済圏の形成を目指すプロジェクトです。ファンの貢献を可視化する「共創の通貨」として機能し、11月11日にオープンしたマーケットプレイス「Fanpla Market」では、THE YELLOW MONKEYやGLAYといった人気アーティストの限定アイテムやデジタルアセットの購入に利用できます。Web3技術を活用することで、チケットの不正転売防止やアーティストへの収益還元、ファンの熱量可視化といった、音楽業界の長年の課題解決を目指しています。既存ファンクラブIDで簡単に暗号資産が利用できる設計も特徴です。しかし、国内IEO市場においては、過去案件の多くが公募価格を下回る状況も指摘されています。
話題の理由
音楽業界初のIEOという点が、エンターテインメントとWeb3技術の融合を示す先進的な試みとして大きな注目を集めています。長年の課題であったチケット不正転売やアーティストへの収益還元不足をブロックチェーン技術で解決しようとする点が、業界内外で期待されているためです。また、コインチェックという大手取引所が関与していることや、THE YELLOW MONKEY、GLAYなど著名アーティストのコンテンツが利用できる点も、幅広い層からの関心を高めています。