台風23号が遠ざかった後、10月13日午前3時に日本の南海上で新たな熱帯低気圧、いわゆる「台風のたまご」が発生しました。この熱帯低気圧は週後半にかけてフィリピンの東へ進む予想で、発生元のカロリン諸島やマリアナ諸島で発生する台風は発達しやすい傾向があります。特に10月は台風が勢力を強めやすく、ここ四半世紀で日本に上陸した10月の台風は全て「強い」勢力でした。その理由として、夏よりも秋の方が海面水温が高く、台風のエネルギー源となる水蒸気が供給されやすいこと、また秋は上空の偏西風に乗って台風が加速し、勢力を維持しやすいことが挙げられます。現在、日本近海の海面水温は平年より2℃前後高く、沖縄付近は30℃と非常に高いため、今後の熱帯低気圧の動向と台風への発達に厳重な注意が必要です。